事例作成日: 2021/04/07 15:17:25

更新日: 2021/04/07 15:17:25

質問:

(312)女性のアルコール依存についての資料を探しています。

カテゴリー

「04. 性・心・からだ・健康」 「06. 社会」 「09. 世帯・家族」 「10. くらし・環境」

ヒアリングのポイント

当事者・家族・支援者として問題解決に役立てたいのか、それとも論文作成や研究のためか、など質問者の属性と目的を確認する。

参考資料・情報源

・自館所蔵資料データベース
・国立女性教育会館情報ポータル”Winet”「文献情報データベース」
・国立情報学研究所CiNii Articles、CiNii Books
・インターネット

提供情報・回答

コロナ禍で先の見えない不安から、精神的ストレスを感じる人が増加している。外出、社交や会食の回数が減り、仕事もテレワークで在宅時間が増えたことから、家で飲酒する機会と量が増える傾向にある。(1)
酒はスーパーやコンビニで気軽に購入でき、最近は安価で口当たりがよく、アルコール度の高いストロング系チューハイの台頭もあり、若者を中心にアルコール依存になる危険が高まっている。(2)
女性は体質的に、男性よりも少ない飲酒量・飲酒期間で依存症になりやすく、多量・継続的なアルコール摂取は乳がんや骨粗鬆症のリスクを高めることが判明している。またアルコール依存症の女性は、摂食障害やうつ、自殺未遂など様々な精神的問題を抱えていることが多いことも特徴である。(3)
女性は、家族、特に配偶者からの理解や協力がまだまだ得難く、同じ女性の仲間の中で受け入れられていく体験も大きな力となる。自助グループでの女性グループ等も増えている。(4)

(1)「酒類飲料日報2020年8月11日付」『食品産業新聞社ニュースWEB』2021.2.1アクセス、
https://www.ssnp.co.jp/news/liquor/2020/08/2020-0811-1026-14.html
総務省統計局が8月7日に発表した2020年6月の家計調査によると、全国の酒類合計の支出額は前年同月比17.4%増と4月の22.5%増、5月の26.9%増に続き2ケタ増となった。
(2)「日本人の飲酒傾向」『依存症対策全国センター』2021.2.1アクセス、
https://www.ncasa-japan.jp/understand/alcoholism/woman
(3)真栄里仁「女性の健康と飲酒(e-ヘルスネット)」『厚生労働省』2021.2.1アクセス、
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-04-003.html
(4)「援助職のためのQ&A」『日本アルコール関連問題ソーシャルワーカー協会(ASW)』2021.2.1アクセス、
http://www.j-asw.jp/index.php/page-95/

◆図書
・斎藤章佳『しくじらない飲み方:酒に逃げずに生きるには』集英社、2020
・信田さよ子、シャナ・キャンベル、上岡陽江『被害と加害をとらえなおす:虐待について語るということ』春秋社、2019
・小林エリコ『わたしはなにも悪くない』晶文社、2019
ローズマリー・オコーナー『お母さんのためのアルコール依存症回復ガイドブック』金剛出版、2019
・フィリップ・J・フローレス;小林桜児、板橋登子、西村康平訳『愛着障害としてのアディクション』日本評論社、2019
・ダルク女性ハウス編集委員会編『私にありがとう(ここに私の居場所がある 2) 』ダルク女性ハウス、東峰書房、2005
*薬物依存症からの回復を望む女性たちのための民間施設「ダルク女性ハウス」が出している『子育てサポートBOOK』等も参考になる。2020.12.20アクセス
http://womensdarc.org/

◆雑誌
・「特集 アルコールと女性」『日本アルコール関連問題学会雑誌』21(2)、p.13-35、2019
・倉光かすみ「依存症と生きづらさ:女性依存症者の場合」『アディクションと家族』34-2、p.133-136、2019.6
・岩原千絵「女性と飲酒」『NEWS & REPORTS』21-2、2015.11
「アルコール健康医学協会」サイトにも掲載されている。2020.12.20アクセス
http://www.arukenkyo.or.jp/book/all/pdf_nr/nr_21_02.pdf

◆インターネット
・「女性とアルコール依存症」『アルコール依存症治療ナビ.jp』2020.12.20アクセス
http://alcoholic-navi.jp/understand/condition/subject/

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