事例作成日: 2021/04/07 15:17:55

更新日: 2021/04/07 15:17:55

質問:

(315)「無園児」とは具体的にどのような状態ですか? なぜ社会問題となるのでしょうか? 解決策はありますか?

カテゴリー

「03. 教育・研究」 「06. 社会」 「09. 世帯・家族」

ヒアリングのポイント

レポート作成や研究のためか、当事者または支援者として問題解決に役立てたいのかなど、質問者の立場や目的を確認する。

参考資料・情報源

・自館所蔵資料データベース
・国立女性教育会館情報ポータル“Winet”「文献情報データベース」
・インターネット

提供情報・回答

「無園児」とは、保育園や幼稚園に通っていない「無園」と、社会との接点がない「無縁」とをかけた造語である。
昨今の幼児虐待事件の報道などで、その原因として取り上げられ注目されるようになった。さまざまな要因を含んでいるので、多角的に情報を提示すると良い。さらに、ワンオペ育児との関連性にも触れ、育メンやアンコンシャス・バイアスへの気付きも有効と考えられる。
なお、「児童虐待」に関わる情報は多数のため、ここでは「無園児」を主体に情報提供する。

「無園児」ではヒットする資料・情報が少ないため、「幼児教育 貧困」「保育 格差」等で検索すると以下のような資料がある。
◆関連図書
・可知悠子『保育園に通えない子どもたち:「無園児」という闇』筑摩書房、2020
*第1章で紹介されている調査のプレスリリースはWebで見ることができる。2021.2.1アクセス、
https://www.kitasato.ac.jp/jp/news/20190327-01.html?fbclid=IwAR2Yu9ghQdgf7zKDFXJTNStN1s997-jOStR69_yA6CShFXBdxmmLcPWia1E
・周燕飛『貧困専業主婦』新潮選書、2019
・ルドヴィクァ・ガンバロ、キティ・スチュワート、ジェーン・ウォルドフォーゲル編;大野歩[ほか]訳『保育政策の国際比較:子どもの貧困・不平等に世界の保育はどう向き合っているか』明石書店、2018
・田中智子編著;井原哲人[ほか執筆]『隠れ保育料を考える:子育ての社会化と保育料の無償化のために』かもがわ出版、2018
・秋田喜代美、小西祐馬、菅原ますみ編著;平松知子[ほか]『貧困と保育』かもがわ出版、2016
・ジェームス・J・ヘックマン;大竹文雄解説;古草秀子訳『幼児教育の経済学』東洋経済新報社、2015

◆関連調査、行政資料
・「「居住実態が把握できない児童」に関する調査」『厚生労働省』2021.2.1アクセス、
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198791.html
・「乳幼児健診未受診者、未就園児、不就学児等の状況確認調査」『厚生労働省』2021.2.1アクセス、
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198791_00008.html
・「子ども・子育て支援新制度」『内閣府』2021.2.1アクセス、
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/index.html
・『外国にルーツを持つ就学前の子どもと保護者の子育て支援に関わる調査報告書』浜松市、2018
*Webにも掲載されている。2021.2.1アクセス、
http://www.hi-hice.jp/doc/aboutus/report/questionnaire.pdf

コメント

質問者が当事者または支援者の場合は、自治体の子育て支援機関と繋ぎ、決して孤立化しないように図る。